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隈さん講演会
木曜日、隈研吾さんの講演会に行ってきた。


隈さんの建築というと、内部と外部とのインターフェイスとしての

外皮(外壁)の取扱いが特徴的だが、

講演の中で紹介されていた最近のプロジェクトでは

構造形態に対して新しいアプローチを試みられているようで、

とても興味深かった。


話の中に、無理を言うクライアントや

他の建築家に対する皮肉(?)っぽいコメントも

時々出てきて、会場の笑いを誘っていた。


講演会の帰りに思ったのだが、

隈さんにしても他の建築家の方にしても

こと「光」の取扱いについてのアプローチは多く見受けられるけれども

温熱環境に対する新しいアプローチはあまり見たことがない。


ゼネコンが設計するビルなどでは

カーテンウォールに組み込まれた換気システムなど

新しい試みと言えるのかも知れないが、

いわゆる建築家と呼ばれる人たちの作品では

そういったことが語られることは少ないと思う。


光と影によって空間が形作られると言っても過言ではないだろう。

過去の偉大な建築家たちも

そこに設計の大きなテーマをおいていたことも間違いない。


だがしかし、温熱環境もまた建築を作る上で重要なテーマであり、

建築家が取り組まなければいけない一つのテーマである。


コルビュジェのように写真写りを意識して

フォトジェニックな建物を設計するばかりが

建築家の仕事ではないのだ。
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