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茅葺き集落の防災
この間録画しておいたNHKの夜中の番組を見ていたら
衝撃的な映像が。


京都に残る伝統的な茅葺き屋根の集落。
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その集落にある小さな小屋
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実はその屋根が開くと・・・
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放水マシーン登場!
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全部稼動するとこんな感じ。
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すごい。マンガに出てきそう。


伝統的な建物は、維持管理にかかる手間はもちろん、
防災という面でも現代社会にはなじまない点がいろいろ出てくる。
しかし一方で、それを補うための新しいシステムも作られている。

伝統を守っていこうとする気持ちが大事。
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地鎮祭
土曜日、地鎮祭。

雨の心配はどこへやら。
快晴で汗ダラダラの中の地鎮祭。

施主、設計者、施工者の三者が立会い、工事の安全を祈願します。

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快晴の中の地鎮祭で、幸先の良いスタートが切れました。


ここで、これから家を建てる方のために、地鎮祭でのお施主さんの役割の説明をざっくりと。

お施主さんは鍬(クワ)入れを行ないます。
1.神主さんから鍬を受け取ったら祭壇に一礼。
2.盛砂に鍬を入れます。「エイッ、エイッ、エイッ」という掛け声とともに3回入れます。
 入れるといっても鍬が盛砂に当たる程度で十分です。
3.祭壇に一礼して鍬を神主さんに返します。

それと玉串奉奠(タマグシホウテン)。
1.神主さんから玉串を受け取ります。
  右手の甲を上にして根元を持ち、左手の平を上にして葉を支えるように持ちます。
2.祭壇の前に進み、玉串を時計回りに3/4回します。
3.根元が祭壇側に向いた状態になるので、そのまま祭壇に供えます。
4.一歩下がって、2礼2拍手1礼をして戻ります。

あとは神主さんがやってくれるので大丈夫!
式が終わったら塩とお酒を敷地の隅に撒けば無事終了です。

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大体こんな感じですが、地方によっては多少違いがあるところもあるようです。

他にも神主さんにお渡しする初穂料やお供え物の手配などがありますが、
場合に応じて用意します。

初穂料は大体3万~5万くらいが相場のようです。
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恩師からのアドバイス
土曜日、久しぶりに母校に行ってきた。
大学時代の恩師である相田武文先生の誕生日に
相田研究室OBの皆さんが集まり、
先生のお祝いとそれぞれの近況報告をする会。

校舎が建て替わってから来るのは初めて。
ずいぶんと立派な建物に生まれ変わっていた。キレイ。

会出席者に同期が居なかったのでぽつーんと座っていたら
先輩方に声を掛けていただいた。
助かりました(^^;)

自分がまだ生まれていない頃の卒業生の方もいらっしゃったので
だいぶ緊張しながらお話させていただいた。
先輩方のお話、とても勉強になります。

相田先生と先輩方のお話が終わった頃、
だいぶ最後のほうになり、やっと先生にご挨拶。

なかなかいい仕事にはめぐり合えないと思うが、
設計はきちんと信念を持ってやりなさい。
あまり焦らなくていい。とお言葉をいただいた。

ありがとうございます。

恩師の言葉は重みがあるなぁ。
よーし頑張ろう!
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直島観光
先週末、小豆島に行く用があったので

足を伸ばして直島に寄って来た。


直島には日本では3人と1組しかいないプリツカー賞受賞者のうち

安藤忠雄氏とSANAAの作品がある。

こんな小さい島に・・・。すごくない?

(プリツカー賞は建築会のノーベル賞。今年はSANAAが受賞。)


『本村ラウンジ/西沢立衛 設計』
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後から知ったが、5月にしては記録的な大雨だったようで

海は荒れる。風は吹く。

船は揺れるわ傘は裏返るわで

トラウマになるくらいのずぶ濡れの直島観光だった。


当初ベネッセハウス、地中美術館、家プロジェクト、

直島町役場などなど、滞在5時間で強行スケジュールの予定だったが、

雨のおかげで移動をバスに頼らざるを得ず、

まともに見れたのは地中美術館だけ。


バスの本数が少ないので待ち時間が長い上、

一度は定員オーバーで目の前でドアを閉められ、

30分ほど途方に暮れるはめに。

雨さえ降っていなければレンタサイクルで移動したのに・・・。


『地中美術館チケットセンター/安藤忠雄 設計』
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非常に悔しい思いをしたが、地中美術館には感動した。

特にモネの『睡蓮の池』の展示と

ジェームズタレルの『オープンフィールド』。

この2つはヤバい。感動。言葉がありません。


モネの展示スペースに至るまでの明暗のコントロールと

アプローチから少し斜めに見えてくる『睡蓮の池』。

真っ白な壁に掛けられた『睡蓮の池』の存在感と

天井から落ちてくる柔らかな光で満たされた空間は

ある種、宗教的な儀式の場であるような感覚さえする。


ジェームズタレルの『オープンフィールド』はただただ驚きの体験。

あれはもう体験した人にしかわからない空間。

8人ずつ交代でスタッフさんの指示に従い鑑賞するカタチだったのだけど、

鑑賞している人の動きまで

作品にコントロールされているような気がした。

(後で気になって美術館に問い合わせてみたら、作家本人と美術館の意向で

そのような鑑賞スタイルになっているとのことだったが、

どこまで意図的にやっているかはわからない。)


黄色いかぼちゃ
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遠い・・・。


『直島町役場(一応・・・)/石井和紘 設計』
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フェリー乗場に向かうバスから撮ったけど

標語の看板にモロかぶり・・・。

日経アーキに載ってるの見て楽しみにしてたのに

ゆっくり見れず。


赤いかぼちゃ
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『海の駅なおしま/SANAA 設計』
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軽くてミニマル。

このさりげないディテールを実現するために

一体どれだけのスタディを重ねているんだろうか・・・。


直島・・・。いつかリベンジしに来ます。


おまけ:瀬戸内の海(杉本博司『海景』シリーズ風)
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街の景観と建物の美術性
家から海が見えなくなるからという理由で建築差し止めの仮処分が決定。

去年真鶴でそんな出来事があった。


街の景観を保持するためというならわかるが、

雑誌に掲載された写真を見る限り景観を著しく乱すような建物ではないし、

むしろかなり完成度の高いデザインと言えると思う。


当然法律や条例の基準も全て満たし、

町と協議も行なったうえで建築確認を受けている。

にもかかわらず家が建てられない。

これは正しい処分なのだろうか?


そこに前から住んでいる住民の「家から海を望む権利」を守るためというのは

わからなくもないが、

そうなると先に建てたモン勝ちということにならないだろうか?

建築主側が妥協して建物を短くすることで、

海への眺望がいくらか残るようにした和解案も受け入れられなかったという。


せっかく土地を購入したのに家が建てられないとなると、

その土地の購入者はいったいどうすればよいのだろう?

「家から海を望む権利」を主張するなら、

その権利を買い取ってもらうなりしないと

フェアではない気がするのだが・・・。

土地を購入した人にも家を建てる権利はあるのだから。


今回のケースは閑静な住宅街に高層マンションが建つとか、

そういった類の景観訴訟とは全く異なると言っていいと思う。


建て主は仮処分に対する異議申し立てをし、審議は継続中だが

結果がとても気になるところだ。


話は変わって、少し前に話題になった楳図かずおさんの

まことちゃんハウスというのがある。

赤と白のストライプの外観が派手で景観を損なうと訴訟を起こされたが、

結局は公序良俗に反するものではないとされ、

楳図さん側の全面勝訴となった。


派手だとか町の景観に合っていないとか、

こういった類の話はなかなか難しい面がある。

控えめな外観が望ましいという人もいれば、

彩り豊かな方が良いという人もいるわけで、

町の景観を単に色だけで規制しようとすれば、

創造性が損なわれてしまうだけで、

結局はマイナスの影響しか及ぼさないだろう。


海外などでは優れた設計者に裁量権を与えて、建物が街に相応しいかどうかを

判断させているところもあるという。

日本では1人の設計者にこのようなことを委ねるのは難しいかもしれないが、

有識者を集めた組織を作って判断させるような方法があっても良いと思う。


こういった話題が出た時は一般市民の方々に景観の在り方や

建築物の美術性などについて考えてもらういい機会だと思う。

いろんなところで話し合いが行なわれ、

各地域の美術性の向上に繋がればと思う。
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